JavaScript入門 その5
前回までで、変数と条件分岐・繰り返し処理を学びましたが
これでなんとなくのプログラムを組むことが出来ます。
今回は、関数を学んでいきましょう。
関数は、機能毎にひとまとまりになったものを言います。
機能という言葉に聞き覚えはありませんか?
そうです!オブジェクトをちょっと学んだ時に出てきた「メソッド」です。
メソッドはオブジェクトの機能だと言っていましたが、関数も同じようなものです。
厳密には違うのですが、同じようなものだと思っておきましょう。
JavaScriptにはすでに用意されている関数がありますが、自作することも出来ます。
関数の自作方法を見ていきましょう。
<script type="text/javascript"> /* function:関数宣言。決まり文句 * appleSum:関数名。命名は自由。ただし被らないように * apple,count:引数。関数に渡す値 */ function appleSum(apple, count){ var sum; sum = apple * count; //返り値。関数の呼び出し元に返す値 return sum; } </script>
<script type="text/javascript"> var apple = 98; //リンゴ1個の値段 var count = 23; //個数 //関数の呼び出し。関数名と引数を定義通りに書く //返り値がある場合は変数に代入される var sum = appleSum(apple, count); document.write("合計は"+sum+"円です。"); </script>
合計は2254円です。
関数を作る時に重要なのが、
- 関数宣言
- 関数名
- 引数
- 返り値
です。
引数と返り値は必要なければ定義しなくても大丈夫です。
関数にすると何が便利なんだと思われるかもしれません。
今回の例では特に関数にする必要がある処理ではないのですが、
もし同じような処理を何度も繰り返すことがある場合、
関数化していないと何度も同じ処理を書かなければいけません。
また、何度も書くので無駄に長くなってしまい見難いコードが出来上がってしまいます。
そうならないためにも関数作成は覚えておいたほうがいい技術です。