PHP入門 その2

前回で表示の仕方と変数を学びました。

今回は少し進んで、配列を学んでいきましょう。

 

配列は変数の集まりのようなものです。

PHPでの配列の書き方は変数とほぼ同じです。

$data[] = "Hello World!!";

変数名の後に[]をつけるだけです。

しかし、この書き方はかなり面倒です。配列の要素を増やそうとすると

<?php
$data[] = "Hello World!!";
$data[] = "こんにちは";
$data[] = "こんばんは";
?>

このように増やしたい分だけ配列を書かなければいけません。これでは書き方はほとんど変数と変わりありません。

 

そこで便利なのがarray関数です。

<?php
$data = array("Hello World!!", "こんにちは", "こんばんは");
?>

array関数では、()内に要素を「,」で区切るだけで配列を作れます。

注意しなければいけないのは、配列名の後に[]がないことです。

 

この配列をさらに便利にさせたものがあります。

それが連想配列です。

連想配列は、それぞれの要素に任意の名前(キー)をつけることができ、キーと要素を関連付けることが出来ます。

<?php
$data["name"] = "tanaka";
$data["age"] = 20;
$data["birth"] = "11月06日";
print $data["age"];
?>
20

配列の[]の中に「""」で囲ったキーを登録します。

この連想配列を使うと、要素番号を数える必要がなく、キーを元に呼び出すだけです。

連想配列もarray関数を使うことが出来ます。

<?php
$data = array("name"=>"tanaka", "age"=>20, "birth"=>"11月06日");
print $data["age"];
?>
20

 

 

ただしこのままでは同じ配列で同じキーを登録してしまうと上書きされてしまいます。

田中さんと佐藤さんそれぞれを作ろうと思ったら、別の配列を作らなければいけません。

<?php
$data = array("name"=>"tanaka", "age"=>20, "birth"=>"11月06日");
$data = array("name"=>"sato", "age"=>36, "birth"=>"7月28日");

print $data["name"];
print "<br>"; //改行
print $data["age"];
print "<br>";
print $data["birth"];
?>
sato
36
7月28日

なんとも不便です。

しかし、ちゃんと解消する方法があります。それは多次元配列です。

 

次回は多次元配列からやっていきましょう。